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MAINTENANSシルクのお手入れ方法

人にやさしいシルクは、デリケートな素材でもあります。といっても、お手入れのコツさえつかめば、誰でも簡単にケアできます。正しいメンテナンスのポイントを知って、長くシルク製品を愛用しましょう。

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手洗いがおすすめ

シルクは濡れた状態で擦れると毛羽立ち、フィブリル化(白化)します。濡れた状態の摩擦に弱いため、中性洗剤を使用して、手洗いでの「押し洗い」がおすすめです。どうしても洗濯機を使用したい場合は、裏返して洗濯ネットに入れ、手洗いモードで洗濯しましょう。肌側がシルクの場合は、傷めたくない面を内側にしてください。

柔軟剤の使用もおすすめ

人の肌や髪の毛と同じように、シルクはタンパク質で構成されています。髪の毛のお手入れをする際、シャンプーのあとにコンディショナーをするように、柔軟剤を使用することをおすすめします。柔軟成分が繊維全体を覆うことでダメージから守り、より長くシルクの風合いをお楽しみいただけます。

乾燥機の使用はNG

シルクは濡れた状態で摩擦が起きると、生地が傷んでフィブリル化してしまうため、乾燥機の使用はNG。少しでも早く乾燥させたい場合は、設定時間をできるだけ短くした上で脱水し、乾いたタオルをやさしく当てましょう。もしくは、広げたタオルにアイテムを置いてくるくると巻くと、余分な水気を吸い取ることができます。

日陰干しをおすすめ

肌を紫外線から守ってくれるシルクは、紫外線カット率が90%以上といわれています。多くの紫外線を吸収してくれる性質上、黄ばみや色あせといった変色が起こりやすいため、かならず日陰や室内での陰干しをしてください。一方で、シルクは放湿性が高い素材のため、早く乾きやすいメリットもあります。

アイロンは低温で

上限110度を目安に低温モードでかけましょう。シワが気になる場合は、洗濯後に形を整えるようにシワを伸ばしてから干すと、軽減できます。また、乾いた後にアイテムをハンガーに掛けて、優しくなでるようにスチームを当てると、簡単にシワを伸ばすことができます。保管時は風通しのよい暗所がおすすめです。