今年に入り、外出の際や、(人によっては)仕事中もマスクを着用するのが当たり前となっています。そんな環境に、いまだ慣れなくて戸惑いを感じている方は多いでしょう。それも無理はありません。長時間のマスク使用により、多くの人が顔を覆う違和感だけでなく、息苦しさや肌トラブルを実感しています。
マスク着用で起こる様々な肌トラブル
よく聞くトラブルの一つが、肌荒れ。不織布などの素材が、常に顔に触れているうえ、口を動かすことで、肌とこすれて摩擦を起こすのです。これが炎症やかゆみの原因となり、赤みとなってしまうことも。次に蒸れの問題も指摘されています。呼吸により、マスク内の湿度が過度に高まり、水分の多さから雑菌の繁殖を促進してしまうのです。マスク着用によって、口臭が気になったり、ニキビができたりした経験はないでしょうか。これらも、雑菌の繁殖が原因の一つと考えられています。また、乾燥も多くみられるトラブルです。着用中のマスク内は湿度が高いのに、マスクを外すと急に湿気が放出されて、そのときに肌の水分までも発散され、実は肌の乾燥につながってしまうのです。ほかにもマスク着用で、毛穴が目立つようになったり、素材との相性によっては(口元に)不調が現れたりすることがあるようです。
シルクの特性がマスクに適している
上に挙げたようなトラブルを抱えて試行錯誤した末に、シルクにたどり着く人が、いま増えているんです。シルクは人の肌に近い成分でできた天然繊維。肌に優しい風合いをはじめ、吸放湿性、肌の保湿効果、抗菌といった優れた特徴が、数多くあることで知られています。
一方、普通のマスクに用いられているのは主にポリエステルなどの化学繊維、またはコットンです。化学繊維はシルクよりも吸湿性に劣り、コットンは吸水をしてくれるものの、放湿性が低く、多湿になることで衛生的に優れているとはいえません。さらにシルクは摩擦の刺激が少なく、マスク内の湿度を適切に保ちながら、肌に潤いを与えてくれるのですから、マスクの素材として最適なのがお分かりいただけるでしょう。
Silk Mask / シルクマスク (2,750円 / 税込)
和紙をプラスし、より使いやすく、より肌を快適に
これまで、シルクアイテムを多数手がけてきたルクシーは、今秋から「シルクマスク」の展開をスタートしました。新たに誕生したマスクは、素材と作りに大きな特徴があります。
素材は、外側に和紙とポリエステルの混紡糸、内側(肌に触れる面)にシルク糸を採用。和紙にはシルクと同じ吸放湿性、抗菌効果に加え、防シワ、アンチピリング(毛玉ができにくい)といった性質を備えています。つまり、シルクと合わせて使うことで、肌を快適に保ちつつ、実用性も確保できるというわけです。シルク100%だと、洗濯・乾燥後にシワを伸ばす必要がありますが、和紙を使うことで、シワを気にせず、乾燥後はすぐに着用できるなんて長所もあるんです。
また、シルクマスクはホールガーメントを採用。パーツごとに裁断して縫い合わせるのではなく、編みながら形作っていく立体成型なので、縫い目がありません。縫製すると縫い目の部分が硬くなり、生地の柔らかさを損ねてしまいますが、このマスクでは、常に快適な装着感を味わえるのです。またニットならではの伸縮性、通気性により、さまざまな顔の形にフィットしやすく、呼吸も快適といいことづくめ。
Silk Mask / シルクマスク (2,750円 / 税込)
もし、肌トラブルや、装着時の違和感、息苦しさなどの悩みを感じているなら、一度、ルクシーのシルクマスクを試してみてはいかがですか?
EDITOR’S NOTE
就寝時のシルクマスク着用による意外な美容効果
実は新型コロナウイルスの騒動以前から、主に女性の間で、シルク製のマスクが愛用されていたのをご存じでしょうか? といっても、これが医療的な視点ではなく、就寝時に着用する美容目的のマスクです。寝ている間、着用することで顔が乾燥から守られて、喉やリップも保湿される。その結果、朝から健康的な肌でいられるのです。これは快眠を妨げない肌触りや、人間の肌に近い性質など、シルクの特性があればこそ。マスクをウイルス対策だけでなく、美活ととらえてみればマスクの抵抗感を和らげられるかもしれませんね。